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つぼ焼きいもの作り方(2) 畑作り・苗作り

私は「ほめる焼きいも農家」ということで、畑でサツマイモを育てるところから手がけています。
シリーズでつぼ焼きいもの作り方を書いていきますが、今日は「畑作り・苗作り」についてです。

畑作り

サツマイモを植える畑は、平らに耕したあと「畝立て」といって、かまぼこみたいな形のうねを作っていきます。

まずは畑の耕耘(こううん)です。

前年植えた畑も、秋の終わりに目を出した雑草が春先になって伸びてきます。また春になって新しく生えてくる芽もあります。

トラクターを使って、まずこの雑草をすき込みます。ただすき込んだだけでは畝立てが難しいので、しばらく時間を空けてもう一度耕耘して畝立てがしやすいようにしていきます。

ちなみに、この時に堆肥などを入れて土に肥料分を足すこともあります。私はこれまで、土壌診断をして「肥料の追加は必要なし」と判断して省いています。

耕耘が終わると、畝立てになります。

畝はできるだけまっすぐ、等間隔で作りたいので、管理機を使う前にあらかじめ紐を使って通り道を作っておきます。

畝立ては、耕運機を使ってうねの「外側」から作っていく方法と、

畝立て専用の管理機を使って一回で作る方法もあります。

畝立てと同時、または畝立て後に「マルチ」という薄いビニールシートを畝に張ることもあります。マルチを張る一番のメリットは、雑草を抑制できるということなんですが、私の場合……あまり抑制できている気がしないのはなぜなんでしょうか(苦笑)

これで畑作りの工程は終わりです。

苗作り

初めにお断りしておくと、私は苗を買って植えています。

こんな感じで段ボール箱で届きます

なので、これは一般的なやり方ということになります。

ビニールハウスの中で、土を耕し、種イモを植えていきます。種イモというのは、前年に収穫したサツマイモを貯蔵してあるものです。

サツマイモは温度が16℃以上になると発芽します。また、霜にあたるとせっかく出た芽が枯れてしまいます。そこで、ビニールハウスの中で育てたり、「温床」といって堆肥が発酵する際の熱を利用した苗床で育てたりしています。

種イモから生えた芽はすくすくと成長し、蔓(つる)になります。

この蔓の「節」 (葉っぱと根っこが出てくる部分)が10箇所程度になるまで成長したら、蔓を切り取り、畑に植える苗にします。

というわけで、簡単ですが畑作りと苗作りについてでした。

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