私が農業に興味を持ったのが2008年、綾町に移住したのが2010年、それなりの時間が経って、今は「ほめる焼きいも農家」なんてのを名乗ってます。曲がりなりにも、農業に関わろうとしてもうすぐ10年になるわけです。(TOKIOからは「まだまだ」って絶対言われるwww)
ま、それで実感したことですが、やっぱりキツイ。何がキツイかというと体力的に……
つぼ焼きいも屋でも、常連のお客様から「あなたのような細い体で農業ねぇ」と三回くらい言われてそのたびに「いやぁ」とあいまいな笑顔で返してきたわけですが、確かに「思ってたのと違う」と感じることはしばしばです。
体力の話で書くと、
農業者の平均年齢は65歳という統計があり、70代、80代の方が現役で働いていらっしゃいます。数字だけ見るとお年寄りでも農業ってできるものなのか、と思うじゃないですか。
ところが、私の父と同年齢の方と比べると、私の方が全然体力(具体的には筋力)がない! ドヤるところじゃないですね、情けないですが事実です。
で、こんな私でももうちょっとなんとかなるやり方は無いものかなと思うんですね。
※辞めちゃえよ、って意見はナシですよ。
話はちょっと変わって。
今日は図書館に行ったとき、しばらくの間避けてた「農業」の棚にある本を手に取ってみました。
農業の本というのもいろいろあって、プロ向けの栽培方法が詳しく載っている本、「儲け方」が書いてある本、家庭菜園の本、そして思想性の高い本、などがあります。最近の流行りは「儲け方」の本と思想性の高い本だと思います。
私がしばらく「農業」の棚を避けてたのは、この流行りの本に圧を感じるというか、「読むとその気になるんだけど、結局元に戻る」みたいなことを繰り返してきたからです。
「儲け方」の本は、わかるようでわからないというか、知りたいことが書かれていない感があります。書かれていても「あぁなる程ね、まずこの状態に持っていくやり方からだ自分の場合」みたいな感想で終わります。
思想性の高い本というのは、たいてい「大きい何か」を否定してます。
※「大きい」って言っても100馬力のトラクターとかじゃないですよ。
結局のところ、自分が何を知りたいのか、何が理想なのかがわからないから、「儲かる」もしくは「自然に寄り添う」というキーワードに惹かれて本を手に取って、なんとなくわかった気になってやってみると全然違ってる、という結果になっているのかなと、ようやく気が付きました。
いわゆる「行動力のある人」はここに気が付くのが速い、または理想を描く力が強い、もしくは描く手が速い、ってことなんでしょうね。
それで、今自分が考えている「理想の農ライフ」なんですが……んーまとまらないからここにはまだ書けません(笑) あと自信ない(苦笑) というわけで、中途半端ですが終わりにしたいと思います。