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なぜ焼きいも農家になったのか?(3)

自分について

前回の続きなのですが、

また、私自身の経験を語ろうと思います。

私は東京に住んでいた頃、自主保育と言うのをしていました*1

自主保育の仲間のお子さんには食物アレルギーの子もいました。
その子達と一緒に活動するにあたって、
自分達の持っていく弁当にも気を遣いました。
間違えて食べてしまい、酷いとショック症状が起きることもあるからです。でも、工夫次第でとても美味しく、食事を楽しむこともできました。

ある年のクリスマス会ですが、並べられた食事を見たあるお子さんが、
「これ、何を食べても良いの?」と聞いて
「良いんだよ」とお母さんに言われたときの
輝いた表情は今でも忘れられません。

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「これと焼き芋がどういう関係があるんだ?」
と思われるでしょうが……

実は、サツマイモでアレルギーと言うのは、あまり聞きません。
もちろん、世の中広いですから絶対はいえません*2
しかし、世の中の多くのお菓子に含まれる、小麦、大豆(油)、卵、乳製品に対するアレルギーに比べると圧倒的に少ない。

実際、自主保育の仲間達は、お菓子やソフトクリームの代わりに焼き芋やふかし芋をお子さんに食べさせていました。

私の家族は、食物アレルギーを持つ人は誰もいませんので、好きな物を食べることができますが、そうではない人もいる。そういう人達にも食べてもらえる。そして、「美味しいね」と言ってもらえる。これは、私にとっての「つぼ焼きいもの意義」なのです。

*1:正確にいえば妻と子供達が立ち上げたのですが、自分もかなり関わりました

*2:カリウム制限をされている方に焼き芋は禁止されていると思います

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