自分がなぜ東京から宮崎県綾町に来て、
焼きいも農家を始めたのか
始まりは「農で起業する!」という
一冊の本との出会いでした。
今からさかのぼること8年前、
とあるブログに書かれていた書評から
興味をもって読んでみたのです。
そこには、私が思っていた
農業とは違う姿が書かれていました。
それまで私が描いていた農業とは
単一の作物(米とか)を栽培する
↓
農協に出荷する
↓
収入になる
でした。
もともと、父の実家も農家です。
そこでの様子が耳に入ってきた感じからは
「あまり儲からない」
「大変」
「休みなし」
「貧乏」
というマイナスイメージばかりで、
とても農家になろうとは思ってい
なかったのです。
ところが、
「農で起業する!」には
それをことごとく覆す内容が書かれていました。
「儲かる」
「しっかり休める」
「体力がなくても大丈夫」
「緑に囲まれて仕事ができる」
……なんか、
夢のようというか、
少なくとも「楽しそう!」
やり方次第では、
こんなに楽しい仕事になるんだ!
と一気に引き寄せられてしまったのです。
いったいどこにその秘密が?
それはこの著者のビジネスモデルが
当時ではあまりなかった
「直販に特化」だったからです。
(続く)